あ_お_ぞ_ら #4

2012年からのブログ2つを、合体・移転しました。

昭和日常博物館

師勝町にある歴史民俗資料館。

てっきり、西春町との合併で空きが出た役場の建屋の有効活用だろうと思ったら、30年位前に出来てたみたいです。

存在を知ったのはかれこれ2~3年は前のことなんですが、何かついでがある時に行こうと思ってたらこのタイミングになりました。

そのくせ、何があるのか展示内容については全く予備知識なし...

見てのお楽しみ。

(いや、どっちかっていうと、ただいい加減なだけw)

このご時世と盛り上がり具合のため閉めてるかも?と思いましたが、開いてました。

受付で用紙に氏名と連絡先等々を書いて出し、

最初に目に入った展示が

雑巾だったのには「え?!そこから?」と思いましたが、

メインテーマは「日常」なんですね。単に古き良き昭和に浸らすことがテーマなのではない。

なので、ジャンル毎に代表的なモノを抜き出し広く偏りなく展示することを目指すのではなく、

少々ムラは有っても、昭和の日常に普通に存在したものは何でも、いま手元にある物をいま持ってる分そのまま出す、細かい解説もしないで観覧者の記憶に委ねる、って展示が多く感じました。

ジュースの瓶(三ツ矢サイダーが多めで7UPやチェリオcokeペプシミリンダがありつつ、ファンタかと思ったら違ったり、その他見たこともない銘柄多数)

化学調味料 (味の素が多いけど、いの一番もあるし見たことない奴も)

牛乳瓶系のもの (マミーみたいに見覚えがあるものもあれば、ヤクルトにクロレラって書いてあって何だ?と思ったり)

同じに見えて細かな違いで珍しい物だけ絞って展示しようとする、だとか、

代表的な物だけに絞る代わりに多岐にわたる分野を展示しよう、だとか、

そういう事は目指していない。おそらく。

ゴチャゴチャ並べておけば、マニアックな人が色々語りだすネタにはなるので、そこから話が広がる可能性があって面白そうだから、そっち狙いかも。

もちろん、

その分野のパイオニアであるものは、しっかり目立つように置いてあります。

...売れるかな?と小首をかしげヒソヒソ話すビクターの犬。

欲しかったのは多分1本だけだと思うんですが、デッドストックが手に入ったんでそのまんま展示したんですかね?の牛乳瓶の栓抜き。

日本陶器の赤菊!

家にも有ったよ。色違いのが。

下の二つの形のは、今でも売ってますよね。

どこの家に行っても有ったような茶箪笥とか。

確かに日常がテーマでないと置かないよな...

昭和だけど、古すぎる気が...

時代が順次、

新しくなる...

どれを見て心に響くかで歳がバレる 世代間の会話のきっかけになる訳ですね。

あるものは全部、まとめて出す。

そう言いつつ、でもこの辺は、ある程度絞ってんのかな?

初めてエアコンがウチに付いたときに、飛ばしまくってたのでよく覚えてる、ヒューズ

樟脳の袋まで置いてありました。これって何かひょっとするとすごい事かも...

さすがにこんなものまで置いてる博物館って、他には無いのでは。

手洗い器。親戚ン家にありました。

コロナ禍においてはこんなもので洗っていたら日が暮れますが、水道もロクにない所(時代)でもちゃんと手洗い行為はしてた、って証ではありますね。

ペナント!

木彫りの熊

真空管ラジオ

ウチにかなりよく似た形のがあったけどもっとデカかった気が...子供だったからそう感じた?

ソノシート

ダイヤモンドゲーム。あったな。ガッツリやったことはないけど。

驚いたのが、これ。

殺虫剤が、茶色い瓶に王冠で蓋して売られていた?

見た目ほとんどビール瓶じゃないですか?!

一般的な入れ物が、瓶くらいしか無かった時代だから仕方ないのか...

でも、せめて、もうちょっと形とか色とか変えないと危なそう...酔っ払いが気づかずに飲んじゃったりもしたんだろうなぁと想像してみる...

思ったより充実していて楽しめました。

日常メインの展示なのって、いい狙い目ですね。

でも、昭和といっても50年代からの物はほとんど無かったのでは?

令和の今から思えば、昭和60年でも十分昔に感じますが、

ここ出来たのが平成2年らしいんで、収集対象年代が当時のまま見直ししていないか、または当時集めたっきりで今は補充自体をしてないのかもしれないですね。

ミゼットと、黒くて武骨な自転車

3丁目の夕日、って感じですよね...

地下にも展示がありますよ、車が...って受付で言われていたので、行ってみたんですが、

行ってみると、普通に地下駐車場...

矢印の方向を向いてみると、

ちょっと驚いた。

駐車場だわw 確かにww

てんとう虫が1台位ポロっと置いてある程度のイメージでいたんですが、こんなにあるとは。

サンバーバンとトラック

カローラは、後期型らしい。

縦目の、グロリアではなくセドリックと、観音開きのクラウン

コロナ、パブリカ、てんとう虫...

他に、ミゼットみたいなマツダの軽3輪トラックや、バイクも多数。

意外と言ったら失礼だけど、かなり充実した展示物。

どれも、日常使いの状態のままの見た目。

コロナなんか、フェンダーがちょっと凹んでるんですが、

このフツーのヤレ加減がここの博物館向け。

ある意味、トヨ博で見るよりも感動もの。オリジナルのまま。直したり、磨きもしていない。

こんな傷あったら、今頃サビとクサレで土に還っててもおかしくないのがそのまま存在しているというだけで、もう。

今このコンディションのモノ探そうったって無理でしょうけど、ここが出来た30年前なら残ってたんでしょうかね?

これは昭和50年台?ですね。ここの展示物の中では最新の部類?

50年台、60年台も欲しいって言いだすと、車なら71マークIIとかハチロクとかの世代の物まで集める事になるのか...と思うとちょっとキリがなくって無理そうだな...

おまけ

まだ時間に余裕があったので

久しぶりに小牧空港へ。

駐車場は結構埋まっていたので、閑古鳥は鳴き止んでいそう?

利用者が多いのは朝晩でしょうから、トイレもロビーもコーヒーショップも広々と使い放題。

でもコーヒーにはサンドイッチを付けたし、土産物屋からの熱い(痛い?)視線に、カエル饅頭を御買上...

菱の紋様のトコ、こんな立派なのを建ててたんですねぇ...どうするんだろ?