あ_お_ぞ_ら #4

2012年からのブログ2つを、合体・移転しました。

おさんぽ

恵那山を見ながら

刺すような日差しの馬籠宿へ。

いい混み具合です。

あんまり空き過ぎでも、好き勝手に見て回れないので。

でも今回、観光というよりは歩きに来たんですよね。

ホントは電車で来て、妻籠宿まで歩き通して、電車で帰ろうと

でも電車だと時間の自由が利かなかったり、効き過ぎの冷房の中に汗ベタベタで乗りたくなかったり

着替え持ったりお土産買ったりとかで荷物も多くなりがちだし

ということで、とりあえず車で来てしまったわけですが、

たったここまで、馬籠宿の街並みを歩いて抜けるだけで、

坂道と刺すような日差しのこんな中を、ホントにこのまま峠まで登り続けて、妻籠宿までの8キロ以上の道程を歩き通せるのか、と

言うわけで・・・

峠までバスに乗り、下りだけ歩くことにしましたw

それでも残りは全体の約2/3ほど

距離にして5.5km。

歩き始めてしまえば、木立の中で風も涼しく、快適。

カランカラン鳴らすと、メシの時間(食材が歩いてきた)と思って寄ってきたりしないかと

今どきのクマは何考えてるかわかりませんからw

でも、いい雰囲気です。

涼しいし、人も居ないわけじゃなく、居過ぎて鬱陶しい程でもなく。

ジムニーサイズのいい道が続く・・とか言うと怒られちゃうかもしれませんが

でもまぁ、ここは、昔の中山道ってことで、外人も嗅ぎつけて歩きに来るような有名所ですからアレですが、

昔の日本のアチコチに有った筈の所謂林道って、ここの様にソコソコの量の人間の往来すれ違いで自然に出来た道幅が丁度軽自動車なら入れる幅で、さらに少々の段差も越えられる大きなタイヤの軽自動車は、きっと走るのに丁度良かったろうな、とは思います。(2スト屋根なしで軽くて、さらに幅狭な旧規格の軽なら尚更)

そうこうしている間に

開けた所に茶店がありましたが、

何せ、峠はバスで越えてしまったので、まだ歩き始めたばかりなので今回はパス ・・・

椹の大木

無知なんでしょうがないんですが、木曽五木ってのがあったんですね。檜とともに資源保護のため切らせないようにしていた木が。

例えば椹というのは、檜に見た目がよく似ていて、檜より柔らかいが水には強いので風呂桶とかに使われる、ちなみに似ているだけでなく近すぎるので交雑もする、だとか。

で、この木自体には、色々謂れがあってこんな看板が掛けてあったんですが、説明が長いのでよく読んでませんw

結構、そこらに倒木やら崩れた跡やら色々。

これ、ホントにここが街道だった時代は、大雨なんかで崩れたりすると、同じルートで無理に復旧するよりもフレキシブルに迂回路作ったりしたでしょうから、通るたんびに道が変わってるとか、雨の直後なんか道がどこにも無いとか、崖やら獣道やらを超えていく羽目にもなったんだろうな、とか、勝手に想像してしまいます。ていうか今歩いてるこの道、ホントに昔の中山道か ?

というか、主要な道って、バイパス作るより先に、まずは既存道の拡幅や舗装から始めるだろうし、ホンモノは舗装されて使われちゃってて、これは中山道の一本裏道だ、だとか、更には中山道のレプリカとかなんじゃないの?

(別にホンモノでなくっても、似たような所通ってたんだろうからどっちでもいいですが)

まあそんなこと思っていると

所々、本当に舗装路歩かされたりもするんですが(日差しが痛い)

戻ると

沢の近くは

風も涼しく

滝なんかあったりすると、

もう快適で「持って帰りたい」とか思ったり。

歩いている人 そんなに多くはなく

すれ違う人はめったに無く、時々抜かれる程度

人と会うのは、大半はこんな風に所々に溜まっている所。

半分が日本人、半分が英語圏でない欧米系、な感じでした。

中華系でないアジア圏も、少し居たかな・・・

もうしばらく歩くと

所々で、ヒトの生活感が出てきます。

セニアカーって、こんな坂道だらけの所でも使えるんですね。

登りで力が足りるのかとか、バッテリ容量がとか、下りは回生制動とかするんだろうかとか ・・

虫の襲撃は受けませんでしたが、

居ないわけではなく。

集落が見えてきました。

旅籠やら、

よく見るとうだつがありますね・・・

岩魚なんかの生簀

こいつらは、生簀扱いでここに居るのかどうかわかりませんが

蕎麦屋があったので入りました。

忙しかったようで、手打ちの麺が無く、機械打ちしか出せないんですが、と

いや、全然大丈夫ですよって食べたんですが、おいしかったです。

手打ちでない分オマケしてくれましたが、別に元の値のままで全然良かったですけどね。

もうちょっとだけ歩くと

妻籠宿

お盆だからですかね。ホオズキとハスが

刺すような日差しの中

バス停に到着。

これ以上無い なつぞら

でも、台風の風と黒い雲も迫って来ていました。

車が馬籠にあるので、元来た道に沿った車道をバスに乗り

朝バスに乗ったバス停まで戻り

一皿5本と書かれた五平餅を興味本位で頼むと、

1個がみたらしの団子の5割増し位の大きさのお米の玉が3つついた串が5本

漬物とともに登場

エラく出てくるのが早いなと思ったら、

炊きあがったばかりのコメを潰してまん丸い団子にして串に刺しながら、胡桃味噌を塗り火で炙って香ばしくなったところで出していた様子。丁度ストックを作っていたところなのか、普段からそうしているのかはわかりませんが、道理で芯まで温かい。おいしい。

草鞋のような大きなものや、平ぺったい小さめの丸いのが3つくらい串に付いたタイプは食べたことがありますが、こういう真ん丸団子が3つ刺したタイプは初めて。色んなのがあるんですね。

人通りはまだ多いですが、食べ物屋さんはそろそろ看板なお時間

閉店した食堂の看板猫は、もう客が入ってこない時間なのを知っているのか、リラックスしきって毛繕い

土産物屋の陳列棚の下では

まだもうちょっと辛抱なのを肌で感じている顔。

今日もお仕事お疲れ様です。LASTまでよろしくお願いします ・・・

電車の駅までのバス停には大勢の人

高速も、少し車が多めでした。

下道と高速、エアコン効かせてアイドリング放置取り混ぜて、リッター15超えており、充分満足です。