9年9万キロ乗ったD:5を手放しました。
修復歴あり 希少な不人気色 低グレード おまけに新型発売後。
どれも結局大して不利にはならず、結構良い値で売れました。
さすがネームバリューのある車。歴史のある車です。
ただの冷やかし 軽い気持ちでの試乗で、段差の衝撃を軽やかにいなす脚に感激して買った、思い入れたっぷりだった車
一方で、DELICAだ四駆だと言っても、所詮D:5はOUTLANDERを引き伸ばしてデカくしただけの、FFの乗用車
ただ、その割に、意外と頑張った跡があちこちに見えて、ちょっと色々試してみようかって気にはなれ、
かつ、オンロードでブンブン振り回しても破綻せず走れてしまう、
どこでも、何にでも、どういう風にでも使えてしまう、良くできた車でした。
大荷物積んで家族でキャンプに出掛けるような機会は、
途中2年間、海外単身赴任も挿んだので、思っていたより少なかったですが、
大人数乗せて出かける機会は割とあり、とても快適な移動手段として活躍
長距離走るのも快適でした。
ただ、古くなるにつれ、徐々に色々ヘタリは進み、
始めは気にならなかった些細な所が、だんだんと目立ち始め、
最終的には快適な車だとは言えなくなり、
加えて、このクルマが運命的に背負った「DELICA」のブランドが
個人的にはどうだっていい事なんですが、何やかんやで無視も出来なくなり、
どういう風にでも使えてしまう万能な車ゆえ、当然乗り手それぞれに違った思い入れがあるものなんですが、
それが、イチイチ違う上に人それぞれで強いもんだから
それもまたメンドクサクなり、
合わせ技一本。もういいや。って、手放すことに決めました。
自分は、自分が乗って気持ちがいい車に、ただ乗っていたいだけ。
特段、三菱好きでもDELICA好きでもない私などは、所詮はただの通りすがり。
次の車を買う差額分を使って部品交換すれば、この車でも買い替え予定の車と今後同じ期間同じ安心感で乗っていられるのかもしれませんが、
これから先、大勢を乗せる事も、大荷物を載せる機会もグッと減る筈なので、そこまでして乗り続ける理由も無く。
それに、PRADO、D:5と足掛け21年間乗り継いだ、このサイズのクルマにも正直ちょっと疲れました。
なので、これを機に、コストを掛けずに、もっとちっちゃい身軽な車に乗り換えます。
残りの人生、思い通り満足に動ける時間は意外と短い筈。
ならば、どうせなら、1つを深追いするより、色んなモノを試したい。
とは言え、
それで何で次に選んだのがこのクルマなのか、
傍から見てサッパリ分かんないんでしょうけどね。