25年ぶりの夜行バス。
前回は、普通の観光バスを使ったスキーバスでした。
時が流れ、シートも3列シートだし、夜行専用車らしくカーテンもあるということで、
きっと快適だろうと期待しつつ、
結構たくさん人がいますね。
実際、今回乗ったバスも満席。
乗車・・・
発車・・・・
カーテンが固定されていて開けられないため車外は見えず・・・
数回の停車の後、消灯・・・・
・・・・
・・・
・・
眠れない・・。
どうも椅子の枕の位置が悪く、頭が押されて気になるのと、
ケツのクッションが長く乗っていると沈み、パンツが引っ張られ尻腰回りが圧迫され、
後ろの方の席なのでか、エンジンの音が気になる(音も確かに小さくはないけど、それよりなんか、ちょっと気になる音がする・・・)
あと、タイヤの上の席のせいか、揺れが気になる。(段差で・・・とかはともかく、何だか周期的に、つまりタイヤが回る度に?、ぶるっと横に震えるような妙な揺れがあるように感じる・・・)
時々時計見ると、なんとなく1時間過ぎているとか、そういうこともあったので、7時間ほど乗車したうち、多分かき集めれば3時間分くらいは寝たんだと思いますが・・・
早朝の宇都宮駅前に到着です。
何でも調べればわかってしまう時代(粋狂な人も居ますし)。どうもこのバス、3年ほど前に導入されて、最初は福岡とか仙台とか、遠いところへ行く路線を走っていたようです。
で、半年ほど前に、また少し椅子とかが変わった新車が同じ路線に導入されたとの報道が。
よくわかりませんが、要は長距離ばかりを2年も3年も続けると、ここまでヘタるってことなんでしょうかね。
宇都宮にしたって、決して近くはないですからね。
営業はしていませんが、駅前には餃子屋が一杯です。
日光線。
朝一番の始発電車です。
45分ほど揺られると、日光駅。
雨だし、早いし、駅前は閑散としてます。
メシの食えるところを探して、何てったっけ・・・中にトマトと合鴨のナントカと・・おいしかったですが。
店もまだ実質準備中で、中で食べたいと言ったらそれから皿を洗いだしw
色々話を聞くと、この間の3連休はものすごい人出で、拝観料を払うのに1時間待ちとか、そんな状態だったらしく
陽明門修理完了効果でしょうかねって。そう。東照宮近辺は色々と現在修理中で、陽明門は今年の春に完成したところらしく。
ここ何年か、日光は行ってみたいと思っては他の予定が入り、なかなか来れなかったんですが、やっと来れた今年、吉と出るか凶と出るか。
バス停に行くと、
始発は出た後で、
今の時間帯はバスが無い。
さっきのって来た電車に合わせて出発したバスはあるようで、
そのまま行っちまわないといけなかった模様。
でも腹減ってたし、しょうがないか。
歩いて行こうと一瞬思いましたが、一本道の上り坂が目に入ったため泣きながらタクシーに乗りました。
ものの数分、1000円程。
道中、運ちゃんの解説付き。まぁ、悪くないですね。そう思えば。
今日はだんだん晴れてくるよ、雲の感じから、と言っていましたが、小やみになったのは一通り見終わった昼食頃でした。
東照宮。人、いません。
雨、結構な本降り状態。
汗でドロドロになる予定が、雨でドボドボ。
どっちにしても、沢山持ってきた着替えは活躍しそうw
さあ、みんなこのまま今日は諦めて、来るのを止めるんだ。
周辺に幾つか神社やお寺が有るので、拝観料が要らない(=門が閉まっていない)所を先に見て回ろうと徘徊。
隣の神社往復+お参りで、いい時間となり、
東照宮のチケット売りばに戻ると、結構な人の列が出来ていて若干のめまいが。
8時の鐘と同時に売り場オープン。
中に入ると、
すぐに人だかりが。
見ざる言わざる聞かざる・・・
こんな近かったっけか?
中学の修学旅行以来、ン十年降り。
で、厨房 中坊の時なんか、真面目に見とりゃせんでしょうから、そんな意味でももう一回見とくことには意味がありw
振り返れば陽明門が。
確かに綺麗です。
絵の具で塗ったみたいに、って言っちゃ怒られますかね。
陽明門以外の所も、順次修理中。
ウチも壁を塗り替えたばかりなので(一緒にするな)、色々気になるんですが、こういう所の工事で使う足場のパイプとかって、やっぱ新品使うんですね。ここ以外にもいくつかあったんですが、どこ見てもそんな感じでした。
こんなんか!
っと、中学時分にも思った記憶はあるのですが、
通路の所かい。潜って行くんかい。って感じです。
猫をくぐって登って行くと、
絵馬も猫だったりしますが、
家康の墓です。
350年の式年大祭を記念して、特別公開されているそうですが、
去年とか、おととしとか、それ位が400年だった筈なので、もうかれこれ50年ほど特別公開中・・・?
別に、猫やサルに限らず、そこらじゅうに鳥や獣の彫り物が多数あり。
手入れはされていないですが、これだってすごい迫力で。
陽明門のすぐ横に、お寺が有ったんですが、
天井に大きな竜の絵がかいてあり、
その顔の真下で拍子木を叩くと、不思議な音がすると。
まずはお堂の入り口近く、ちょっと離れて叩き・・・普通のキーンと言う乾いた甲高い拍子木の音。
龍の顔の下、つまり部屋の中央で叩くと・・・
要は、高校物理で習った「フラッターエコー」が起こるって事ですな。
(トイレで手を叩くと、似たような音がします)
で、そんな事を聞いた後、本堂の中には十二支ごとの仏さんが展示してあり、その並びにお守り販売所があって、これは干支のお守りなので、毎年戻す必要のない一生モノのお守りだからと鼻息も荒く
華麗にスルーしてw
そもそも入場に際して拝観料を払う神社仏閣では、それがお賽銭ということだと思って、いつも中ではお納めはせずにお参りさせていただくだけなので。
東照宮は以上。
で、最初に見た「二荒山神社」(読めない・・・)のもっと奥の方に、
三代 家光のお墓も有り、
まぁ、何があるという訳でもないという事から、静かです。
でも、こういうの見たくて来ているので。
何でも、石高の少ない大名に灯篭を寄進させ、
それを庭園に並べて
これを見られるのは寄進しなくていい、もうちょっと石高の多い大名以上で、
この段より上に行っちゃだめよ、なんてこともしていたらしく、
まぁ豆知識程度ですが。
葵の御紋もそこらじゅうにありますが、
消えかかっているのか、そもそもデフォルメされているのか、中に結構テキトーな書き方してるのもあります。そりゃそうか、とも思えますけど。
これが、参道の入り口辺りまで戻った所にある、さっきの家光のお墓のお寺の、なんていうか、本拠地みたいなところで、本殿修復中。
何でも、フツーに悪い所なおしてもとに戻すだけのつもりで始めたら、
謎の虫が柱の芯まで食っていて、大変な事になっているらしく、
よくわかりませんが、白アリなら湿った所を好み、柱の芯はのこして表面のわりと柔らかい所を食うらしいんですが、
この謎の虫は、そもそも虫の食いにくい、カラカラに乾いた木を、芯まで食べている
修理じゃなくてまるっと交換していたら、それは修理じゃなくてレプリカを作っていることになるんじゃないかと、修理にあたっている人は考えていると。まあそうでしょうね。
で、そんな状況のため、予定外にカネもかかっているらしく、銅製の瓦にマジックで名前とか家内安全とか書かせてあげるから2,000円置いてって、ってのがそこらじゅうにあったんですが、
相当迷って、
でも、そういえば、そこいらを歩いて回っている時に、
黒塗りの、車高やや落とし気味の、デカめのウネウネした感じのホイールに変わったヴェルファイアか何かが、
お寺さんの車庫みたいたトコに入ってたなぁと思い、
そのホイール4本で100枚位この瓦が買えちゃうんじゃないのと思ってしまったので、
止めました。
私は信心深くもなく、お化けだって信じてない様なヒトなんですが、
あなたたちは仏に仕える身。
ひょっとして、柱の芯まで食われてるって、そういうのを、バチが当たってるっていうんじゃないのw?
悔い改めよ(それはキリスト教)。
坊主丸儲け。
とか言うと、祟られますかね??
相変わらず雨は強く
東照宮とその周辺の神社仏閣はこれでほぼ見ちゃったので、
このあと、ガイドブックでふと見つけた、「田母沢御用邸」を目指し、
歩きました。5分か10分くらい。軽い上り坂を。
で、ここが意外と良かった。
何でも、大正天皇の静養先として造営した所の様なんですが、
もともと明治時代に、日光出身の実業家が建てたものと、元は紀州徳川家江戸中屋敷だったものの移設、等々を組み合わせて、部屋数106の広大な屋敷が作られており、
中には、大正時代のガラスがそのまま入っているところとか、
まあ、なんというか、
新潟で見た庄屋の家(豪農屋敷)以来の衝撃。
立派な物が、良く手を入れて維持されてます。
#雨戸閉めるのが大変らしいです。何せ大正のガラスとか入ってるのでサボる訳に行かず、あけるのに30分、閉めるのに30分・・・。
外に出ると割と小雨になっており、
土産やがいくつかあるあたりにたどり着き
随分と旧式な食堂に入り
ゆば丼なるものを。
具にゆばと山菜が入ってる、和風だしで作った中華丼、と思えば、そんなに大きな違いは無いです。
結構こんな、自分が子供の頃に見たって古いと思ったような食堂や土産物屋が
何軒かあるんですよ。
中には、観光バス運転手・ガイド御用達(契約?)の店もあるようですが。
廃業している所とか。
コインロッカーと貸し傘だけで商売になっていたと思われる建物もあったりとか。
川沿いを歩くと、
神橋に着きます。
ここは今朝乗ったタクシーで、渡りながら運ちゃんに教えて貰った所。
水面から霧が出て、それが日によっては道路にまで溢れるんだそうな。
今日も、水面近くにはモヤモヤがありました。
ここまで来てしまったので、あとは駅まで歩こうと。
街を見ながら、駅へは下り坂の一本道。
なんか、普通の家の敷地に鳥居が有ったり、
空き地の隅にも鳥居が有ったり
中には、倒れそうな家も。
一方で、なんじゃこりゃ、この立派なのは?
市庁舎としてリアルに使っているらしいんですが・・・少なくとも割と最近までは・・・
駅に到着。
土産物屋も有りますが
昼飯食った時に周辺でいくつかは買ったので、あまり立ち寄らず、日光は以上終了。
朝乗った電車に乗り再び宇都宮へ。
宇都宮と言うのは、他の街と違って、元々街が有った方(駅の正面側)に新幹線を通してるんですよね。なんでかわかんないですが。
裏側はどう見ても元は貨物駅か車庫で、
どう考えてもこっちの方が新しい線路は引きやすかったと思うんですが、そうはしなかったようで、
で、その空いたスペースを活用して、
仮設の建物っぽいぎょうざ屋と駐車場が沢山。
駐車場には何故か品川ナンバーのFITの電気自動車が。
その随分大きな駅前広場を抜けると、新しい街が。
んで、駅ビルで、
三時のおやつの時間だったので、みんみんで焼き餃子一人前。
肉の脂が良く出ていて、いい感じです。
とりあえず、宿に入り、
風呂、着替え。しかし良く降りました。
暑いと嫌なので、通気の良い靴にしようと思っていたんですが、
出る直前に気が変わり、コレにしといて良かったです。
この後、春からこちらに住む知人に会い、ヤキトリ食べ放題。
朝になり、
駅裏の仮設みたいな店には朝定食があると知ってしまい・・・
でも、何ていうか、普通の餃子、ラーメン屋で頼むと出てくる餃子の様。
つまりあまり特徴がないというか・・・
肉汁が多い訳でもなく、浜松のように細かく刻んだキャベツがメインで甘い、とかいう事でもなく、
まぁ、普通なんですよ。
普通って事は、悪くないって事なんですけどね。
食べ比べはしてみるもんですね。
今日は横浜へ移動。
調べりゃなんでも分かる世の中って、冒頭に書きましたが、
快速のグリーン車の
2階席に、どれくらいの大きさの荷物が持ち込めるもんだか、良く分からなかった。
ので、
横浜で、多分20年ぶりの知人と待ち合わせ
中華街へ。
着くまでに雨?今も泣き出しそうな空
それほど人出が多くはなく、いい感じで、
街の雰囲気も良く、
横浜中華街も恐らく20年位来ていないんですが、
こんな感じだったっけ?と言うと、
ずっとそんな変わったりはしていないと。
やはり、自分が変わってるんですね。見えなかったものが見えるようになっているらしい。
長崎、神戸も見たし、名古屋で最近やる春節のイベントも行きますが、
ここが一番、安心して見られてかつ再現性も高い。
やっぱ、横浜の中華街、いいわぁ。
近所にこんなの欲しい。
一番に目星をつけて貰っていた飲茶の店は一時間待ちと聞き、
他の店でコース料理を。
喋るのに忙しく、昨晩の宇都宮に続き写真はありませんが、
所々かすかに香る何かの匂い
スープがいい味で
でも知人は「何かが・・香る・・」と
抑え目に使った八角とかその類・・・
日本人向けに抑えつつも、結構本格派・・・所謂「本場すぎる中華料理」ではなく・・。
レタスの炒め物も「何でレタス?」と思いましたが、味付け自体はとてもよく、普通に青菜でやればいいのになとか。
いや、いいわ。横浜。やっぱり近所に欲しい。
そんな頻繁に来るところでもないらしいですが、それでも長く住んで居るといい店は知ってますね。
色々はなしましたが
どちらかというと、お互い変わりなく。
知らなかったんですが、關帝廟(関帝廟)という、関羽がまつられた所。
すしざんまいなんかもあるんですね。
最後にコーヒー屋で締めて
東京駅に向かいました。
少しずつ改修が進む丸の内側。
とは言え、割と見慣れた風景でもあります。
で、バス乗り場がある八重洲側に向かいます。
人、多し。
家族連れも多し。
泣いてる子供、チラホラ。
カリカリしている親、多数。
子供が泣くのは理屈で泣いてるんじゃないんだから、理詰めで泣くなって言ったって無理だよオカーサン、とか、
よく見るカオスな光景もあり、
バス乗り場は子供は少なくて、どちらかというと慣れてそうな人たちが淡々と・・・って感じですね。
しかし丸の内側と比べて、劇的な変わり様。というか、ほぼバス乗り場を作り替えたって事なのね。
慣れた人たちに混じり、私は不慣れで若干挙動不審ですが・・・
でもバスの動きとか、誘導とかはすごくて
こうやって頭から突っ込んでナナメに停まってるバスが
10分刻みで一斉にハンドルを右に切り
一斉に出ていく。
一台遅れるとその後ろに停まってるバスが全部遅れるので、乗っける方も相当なプレッシャーでしょうね。
一応、真ん中くらいで区切りは有るので、実質一斉に出ていくのは5台位でしょうけど。
そんな中、一番後ろの9番乗り場でバスを待っていると、
何か、3列シートの二階建てバスに、自分の乗るバスの便名が書いてあるんですよ。
え?座席マップ見て席予約したんだけど、そのバスと多分全然違うと思うけどこれってどうなるの???
と思い、
ハッとして、
見ると、
いつの間にか、3号車まであると・・・
この2階建ては2号車で、もっと前にあるバス停から出ると。
んで、どうも3号車は同時に出られず10分後に出ると。
要は、同じ時間に並べられる隙間が無かったんですな。3台分は。
普通の平屋建てのバスでした。
先頭に犬を連れた人がおり・・・
見送りかと思ったら
おとなしく休憩2回、5時間の道のりをこの状態で・・・。
介助犬のようです。
で、まぁ、乗ったんですが、
揺れも少なく、音も少なく、行きのバスより快適。
椅子も適度に硬くていい感じで
なんですが、
座席の座布団のすぐ横に設けられたコンセントに、尻と言うか腿と言うか、要は体がはみ出して当たる所に有ってこれが結構痛い。
5時間も乗っていたら確実に黒地になるので、どうしたものかと思い、タオル噛ませたりして誤魔化していましたが、
ふと振り返ると、3号車まで走る事になったためか、トイレの近くの席が2列くらいまるまる空いて居そうなことに気が付き、
丁度トイレにも行きたくなり、
隣の席の人が、揺れて目を覚ました時を狙い、
移動。
4列シートで二人分を一人で使うのって、一番ラクかもしれない。
通路側に座り、車窓も見ながら荷物も椅子、テーブル使い放題で広げ、
弁当も
おいしく頂き、
残りの時間はとても快適に過ごせました。
とても暇だったので、行きのバスがどういう素性のものかもその時調べた訳ですが。
で、2回目の休憩で3号車まで一緒になり、
1号車であるこのバスが以降は先頭を走るかと思ったら、
何でしょう、2階建てバス乗ってる運ちゃんがベテラン、とかなんですかね
高速を降りて、終点に近づいて、先を行く2階建てが左車線、こっちのバスは右車線、
どちちらも同じ信号で、どっちも先頭にもかかわらず、
こちらのバスは、2階建てには並ばず、一台分後ろに停まり、
その後もそのままの体制で進み、
まわりの車がいい迷惑のような気もしましたが
結局そのままゴール。
バスがごったがえす名古屋駅
結局、
2人分ひとりで座れた帰りの高速バス > 快速の満員のグリーン車 > 行きの夜行バス
快適さはこんな感じ。
レモン牛乳ナントカと、ゆばにポテチ風の味を付けたお菓子と、ちゃんとしたゆば。
搾菜と月餅。
(搾菜は、八角臭いと、子供には不評。という訳で大当たり。おいしい。)
宇都宮の焼き鳥屋の手拭きw
盛りだくさんでした。