期限切れマイルの在庫一掃旅行に行ってきました。
機影が霞む位のクソ雨の中
傘一本でバスから機内へ移動
ザ・プロペラです。
とは言え、こんなのにも乗ったことがある身としては、特に何ともありません。
新潟に着くと、それほどの降りでもなく、
高速船の乗り場へ。
とりあえず、タレカツどんのミニを。
あっという間に出てきましたが、丁度揚げたてだったのではなく、温め直しのカツですな・・・
70キロ程出ているそうですが、飛沫がたつわけでもなく、ぜんぜん早く感じません。
お出迎えを受け・・・・・・・・・・
「駅レンタカー」で車を借り、
ええ。駅レンタカーです。佐渡汽船が業務委託を受けているという事でしたが。
昔は国鉄の線路でもあったんでしょうか???
まぁ、いいとして、
細いタイヤで軽快なハンドリング、乗りにくさは特になく、椅子のクッションのせいで右太ももがちょっと痛い程度で、
地元の車の居ない所では快調に走らせつつ、
まずは、
朱鷺を見に行きます。
ラッキーな事にシーズンイン直前のため、タダ。
展示館には
剥製と、
骨格標本・・・
係の方に伺った所、こいつは港に居た奴とは違う個体だそうです。
加藤トキ子・・・
え~、
ちゃんと飼育・繁殖・保護にも力を入れて居られるようで、
こんなのが沢山あり、沢山の朱鷺が入っております。
以前、朱鷺は逃げられないように作っったけど、野生動物が入れる隙間が有って、襲われて一時ニュースになってたのって、ひょっとしてここか?
より近くで見られるような作りの施設も別棟にあり、
人が多くて近づけませんが・・・
枝拾って巣作りなんかもしておりました。
さあ、次。トキは以前北京動物園で普通に展示してるのを見たことあるから別に感慨深いとかそういう訳ではないしw
のどぐろ
他、佐渡の地物のサカナ達。
昼もまわってかなり経つ14:30頃なんですが、普通にお客が、それも地元民が食べに来ている回転寿司屋です。デカい敷地に広い駐車場と、スーパーとかドラッグストアとかが何軒か建ってるような所の一角にある。
美味しゅうございました。
12:30に上陸して、18:00にはレンタカー屋が閉まる、なんていう強行軍なので忙しいんですが、
佐渡と言えば、金山。カナヤマではありません。
ガイドブックに載ってるのは、こんな人形が電気仕掛けでヘコヘコ動いてるようなつまんない(実際つまんなかった)所なんですが、
明治以降、平成に入るまで三菱が掘り続けていたらしく、
そっちの遺構は
結構見ごたえあり!
「世界遺産に」なんてポスターが何カ所かに貼ってありましたが、狙いたくなる気持ちも分かる。
4月になれば、もっと違う場所も、ガイド付きで見られるみたいですが、この時期見られるのはこんな感じの所。
とりあえず、見に行く方、もし居たら、通年営業コースでは「明治官営鉱山コース(道遊坑)」の方だけ見て、「江戸金山絵巻コース(宗太夫坑)」はパスしてヨシ!と思います。別料金なので。
ナビに逆らい逆へ向かって走り、「大佐渡スカイライン」なる道を通って帰ろうとしたら、冬季閉鎖中で、
他に何か見ると言っても、これといってなぁ・・・金山悪くなかったし、まぁ一応満足はしたし、
島全体がナビにうつせちゃう様な大きさ(といっても一周200キロ位あるらしい)、
でも、この真ん中の細い所を端から端へ突っ切るのに40分位掛かる・・・
ガソリンもハヨ入れんとスタンドが閉まるよと言われており・・・
というわけで、
港のビルの中にいっぱい土産物屋が有ったから、少し早目に言って物色するとしよう。
ということで、予定より30分早く着き、車をかえし、
建屋の中に入ると、
・・・・・・・・・・!!!!!!
生命反応なし・・・・・・
この感じ、西部劇だったら、枯草が玉状になって風で飛ばされていってます・・・・
マジか。
まぁ、船乗り場の前の待合室の手前半分が、売店兼土産物屋兼立ち食い蕎麦屋だったので、
そこでもって、
牛乳と、
ながも蕎麦。
ながもって、海藻なんですが、ぬめりが最高で、おいしゅうございました。ちょっと意外。儲けた感じ。
帰りは普通のフェリーで、ゆっくり寝たくて1等席を確保してしまいました。
これでも、高速船の値段半分(時間倍以上)。
駅前まで戻って来て、チェックインして、
ちょっとコンビニまでのつもりが
・・・新潟のラーメンってのは、何種類かあるけども、こういう薄味で細麺のが「正統派」というか、その一つらしいですね。
安いグレードだと、ハンドルのテレスコピックが無いんですね。ちょっとハンドルが遠い・・・あと何か、肩甲骨の上あたりをクッションに押される・・・
でも、100キロまでなら静かだし、揺れないし、とにかくオヨヨとなることが無い。平和そのもの。
(唯一、発進から2拍目位の所でグワっと加速してオッと思う事位)
100キロから普通に踏んでみても普通に加速して、あまりにもモタらずにスっと出るので何だかどうもアレレレと言う感じでいつのまにかホニャララな走りを楽しめます(??)。
9割方高速を走っていたのも有りますが、車載のメーターを信じればリッター20キロ超え。実際175キロ位走って何百円かをスタンドで払っただけなので実際そんなもんかと。アクアが同じ値段で借りれたんですが、高速乗るなら特に、そうでなくても多分デミオで正解かと。やっぱり快適。
で、
あまり期待してなかったんですが、
「豪農屋敷」。
北方文化博物館、な訳ですが、
もう立派過ぎて、アホかと・・・バカかと・・・・
農家というより・・・
まぁ、地元の有力者って事でしょうから、そういう雰囲気は出てくるんでしょうか。
だって、
「何か19世紀のスイスのオルゴールみたいです」って書いて置いて有ったり、
トキの剥製が置いて有ったり(!?)
何代目かの当主の時のヨメの嫁入り道具(って、籠に乗ってきたの?!)
教科書で見たことが有るような気がする、弥生時代の土器(新潟県産)
中国の古窯地図と(まぁ、ルーツ辿ればある意味土器繋がりで・・・?)
「古代エジプト資料」(もはや何故なのか・・・・)
建屋と庭の造りだけでも「ほー!」と思いながら見ていたら、段々理解を超える物が出てきて若干混乱気味・・・
でも何か、終戦直後にアメリカの人と仲良くして、上手くとりなしてもらった的な感じの事も。
やはり、地元の有力者、か・・・
いやすごい。いや驚いた。
実は朝一番で行ったのでまだ開館準備中の所に入ってしまったようで、
大広間の畳の上や廊下をほうきで掃き掃除とかされてたんですが、
ちゃんとした挨拶、とか、こちらが通るのを一歩下がって軽く頭を垂れて、とか、普段あまり縁のない持て成しを受けたような気分でした。
これは見といて正解だったかも。
で、
実は今回の旅の本命だった、
村上へ。
鮭が有名な所だそうで。
って、娘に教えて貰いました。
で、行ってみた訳なんですが、
何やら、SLが来てて人だかりが、とか、
着ぐるみが出てて人だかりが、とか。
とりあえず、フツーに止められる公共駐車場的な物が全く見当らなかったので、
スーパーなのか何なのか、よくわからない施設の広い駐車場の端っこの方にいったん停めて、
駅前の観光協会に駈け込んで、とりあえず駐車場の場所と、あと、見どころを教えて貰い(ほぼ何も調べず行った失礼な奴)、
教えて貰った駐車場に行ったら、ここがちょうど行こうと思っていた食堂の目の前で、
美味しゅうございました。
いくら丼はプチプチ感がすごく、
それより「塩引鮭」のうまみが良くて骨までしゃぶる感じで、
ちなみに「塩引鮭」ってのは、普通の新巻鮭とは違って刷り込んだ塩は一旦洗ってしまうのと、吊るす方向も逆なんですね。(そんな単純なもんじゃないかもしれませんが、とりあえず理解したのはそこまで。)
鮭の展示館があったのでちょっと見学し
(養殖なんてものが無い時代に、鮭が卵を産みやすい所を作って集まりやすくして、獲りやすくしていた、だから鮭に関する加工法とか料理法とかが発達した、と言う事なのね。)
ほぼ、唯一調べてあった「喜っ川」へ。
圧巻。
でも、モノも良いんでしょうが、あまりにも贈答用すぎて、家に持って帰るだけだとちょっと高級すぎそうで、
こっちのお店に入ってみたら、
尾っぽの所とか、切り落とし的な物とか、
「鮭とば」にしたって、食べ比べさせてくれたり、
「酒浸し」にしたって、真空パックじゃない、ご家庭で食すにはぴったりのが有ったり、
いい買い物が出来、
街としては、それほど大きくはなくて、高山よりは郡上八幡に近い規模かなぁ、という感じで。
すっきりしない天気の中
新潟市内へ戻り、
「へぎ蕎麦」と言うのが有名なんですが、ヘギってのは入れ物の名前で、蕎麦自体は普通のざるそばもおなじ。
ただ、つなぎに「ふのり」という海藻を使うので食感が少しコリコリしたり、のど越しが違ったり、
以前一度食べたことが有ったんですが、その時の方が麺が幅広で、特徴が良く分かったかなぁ。
美味しかったですけど。
はらごなしに少し歩き(ええ加減食いすぎ)
海に沈む夕日を見に日本海へ。
でもちょっとまだ早かった・・・
さらば、新潟
特に乗ってて揺れたりはしなかったんですが、外に出た瞬間ものすごい強風で、タラップ降りてバスに乗るときに、ごみの入ったコンビニ袋を飛ばされ右往左往している人が居たり。
お土産
左から
塩引鮭(尾の部分と、切り落とし)
酒浸し
佐渡の酒造会社が作ってる甘酒
のどぐろの昆布巻き
元祖 浪速屋 柿の種
塩引き鮭と里田米は、今夜の晩ごはんになる予定です。
忘れてた。
笹団子。
以上。