我的老师から与えられた試練と受けとめて、出かけてきました。
まだ夜も明けきらぬ、北京西駅です。
高速鉄道の始発は7:00。7:30のものを事前に予約してカネもネット上で払ってあるので、券を受け取って乗るだけなんですが、
余裕見て早く到着。
余裕かましてコンビニを覗いてから、チケットを窓口で受け取り、
鉄道に乗るためのコンコース入り口を探せど、無い。
案内書きも、無い。
こちらの鉄道は、飛行機とよく似たシステムになっていて、乗車のゲート・フロア、と降車のゲート・フロアが別になっていて、後でわかったことですがどうも降車のフロアに居たらしい。
一応、その辺の人に聞いたら、親切に指差して教えてくれたので事なきを得。。。
入口でチケットとパスポートを見せ・・荷物検査を受け・・・
ホームに降りる階段手前にあるゲート前で待ちます。(まさに、飛行機と同じです。 これ在来線もほぼ同じだったりします。)
ゲートが開き、ホームに降りていきます。
今回、往路は「特等席」にしてみました。
2等、1等、特等、場合によってはビジネスクラスなんてものもあるらしいです。
特等は、1等と椅子自体は同じ。ただ2+2ではなく1+2でゆったり。6人の半個室。
約1時間半乗車して、2等100元、1等200元、特等でも250元位。
今は元が高くなって、1元17円位。とは言え特等でも5000円しません。
日本なら東京名古屋で 普通車1万円、グリーン1万5千円位でしたっけ。
破格に思えます・・・・・。
380キロ出せる筈ですが、数年前の件の一件で300キロに抑えて走行。
最後尾だったんですが、日本の新幹線より静かだし、揺れないし、、、
しっかりモノにしているかもしれませんよ。接客だってちゃんとしてます。
耕作地帯をひた走り・・・今日は空気が悪かった・・・・
到着後、
バスに乗り換え、
1時間ほどの予定が、街中のものすごい人の多さと渋滞に阻まれ1時間ほど掛かったか・・・
一応、本日のガイドをお願いしている、漢語老師の学生時代の同級生とは、バス停のあたりで待ち合わせをお願いしていて、
到着以降、電話で話して接触を試みることになっていたため、
到着後、電話。
何色の服着ているかと聞かれて、ベージュってなんて言うんだっけ?と、エイヤアの世界で言った言葉がはっきり通じず、
電波も悪く2,3回、かけ押し、
最後、10メートル位先に、電話が切れた瞬間に電話を耳から外した人を見つけて声を掛け、
合流成功。
古い町並みが一部整備されており、テレビドラマのロケなんかもされるらしい場所が有り、
この辺であとで飯も食ったんですが、
まぁ、日本語はある程度予想していた通りちょっと辛く、
私の2年間の学習の成果を試す時が来たと一所懸命話しました。
結果的には元々の認識通り、こちらの意志はある程度伝えられるけど、ヒアリングが情けないほどダメ。
理由としては、「単純に修業が足らない」他に、主目的が観光である故「普段使わない単語が沢山出てくる」
そのほか、「方言が入っている」ため、と言う事のようです。たぶん。
今日、学習漢語の日だったので、報告兼ねて老師と色々話をしたんですが、
普段美しい発音で教えてくれている彼女も、実家に帰れば方言で話しているらしく、
試しに一言言ってみて貰ったんですが、そのきれいな声のまま、ものすごいフェイクの掛かった言葉が発せられ、
(「ざいなぁら?」が、何だったか・・・「ざいにゅぅり?」か何かに聞こえる)
所謂「普通話」と並べて喋ってもらうと、なんとなく分かるんですが、語尾とかが、アクセントも発音も全く違う言葉に。
今日行ったのは、東京から名古屋位の距離の所。一応、省の都ですから大きな都市です。
今日の案内役の彼女は、そこから車で30分位の農村の出身。
こっちの農村は、いわゆる「村」なんですが、一つの区画にキュっと住居をまとめて戸建が一杯ならんでいるような感じの所に住んで居ます。
まぁ、そういう集落がいくつもあって、たとえば、自転車で15分位の所にある集落とはまたちょっと言葉が違う、なんて感じなんだとか。
当然、もっと離れた所にある老師の集落の言葉は、そことは全然違うらしい。
日本じゃそんなことないよなぁ、と思って聞いていたんですが、
良く考えたら、名古屋の言葉で言ったら「だがや」ってのはホントはあまり所謂名古屋のお城の周辺で使われていた言葉じゃなかったとか言うのと同じ?(市内からちょっと離れたところで使われている言葉。名古屋城近辺だと、上品に「なもなも」言ってます。)
さらに名古屋周辺でも名古屋弁とはちょっと違う○○弁ってのがいくつか存在しているという事を、確かに聞いた事有ったんですよね。
ちなみに「昔は普通話なんか話せなかったし大学の時には市内に居てみんな話していたから話せるようになったけど、実家に帰って話してると何か恥ずかしいから方言で話す」とは、今日聞いた老師の弁。
「なに東京弁なんかで喋っちゃってるんだよ!」の世界感に近いような気がします。どこの国にもあるんですね。
・・・で、そんな些細な言い方の違いでも、聞き取りが難しい状態だと。そういうのってどうやって練習してけばいいのか良く分かりませんが、当面はhearingの教科書をとにかくやりきれるように頑張ろう、と言う事になりました。
で、ここは古いお寺が残っていて、それが有名な場所だという事らしく、
まさに、人が少なめな奈良市内を観光して回っているような状態となりました。
色々回りましたが、日本と似た所、違う所色々有ります。
どこの寺がどんなところで、ってのは、すいません、アタマの中で整理出来ずじまいなので、順に写真並べつつポイントだけ書きますが・・・
建物自体は、まぁ、同じお寺って事で、日本のと似たような感じに見えます。
ただ色使いが鮮やかですね。赤や青、緑に柱や壁が塗られていたりします。
中に入ると黄色と金色と・・だったり。
日本でも宗派によってはなのか、鮮やかな所もなくはないですが、基本、柱や壁は木の色そのまま、塗っても白か黒、って感じですよね。
あとは、多くのお寺に塔がたっていました。ただし、木造ではなく、石造り。
木魚がありました。こちらでも「木鱼」で同じです。
で、昼飯。
彼女お勧めは真ん中の骨付き肉の煮たもの。特徴は無いけど確かにすごくおいしかった。
右側のこげ茶で細い物体は、何か、レバーだか何だからしいんですが、細くて、塩辛く煮込んであって硬くて、
何か日本でも食べたことが有るよな味。飲めないくせに言いますが、お酒がすすみそうです。
一番左のお好み焼きみたいなのは、見た目通り、何かの粉を焼いたもの。焼き方・切り方が老師の田舎とよく似ているらしく懐かしがっていました。
野菜が欲しいと思い、チンゲン菜の炒め物を頼んだんですが、多すぎて、ほとんど食べれず。
まぁ、食事しながら色んなことを聞き出しました。今の仕事から暮らしぶり。逆にこっちの日本での生活の話とかなんとかかんとか。
フリマ的な、と言うと聞こえがいい市が出ていたので覗いてみると、金魚とか売ってました。
で、圧巻がこれです。
字が出てこないんですが、贔屓bixi(びーしー)と言います。
身体が亀、頭が龍というモノで、お寺に行くと、なんだかコマ犬みたいに鎮座しているもの。
その巨大版・・・なんですが、これ実は、
2000年に地面に埋まってたのが見つかって掘り出したもの、なんだそうです。
歴史の長い街で、今残っている寺院も古~い物が残ってる、そんな地域なんですが、
こんなのが掘り当たって出てきちゃう。
長い歴史のその前がある、って事ですもんね。それもこんなすごいものが有ったような。
他には大仏が有名なお寺。
奈良の大仏の方が大きいんですが、屋根の形(てっぺんの両端)が奈良の大仏殿と似てるような気が。
その他、三国志を読んでから行けば「おお!」となると思われる所、とか。
そういえば、見て回った中に、「日本の、一休和尚って人が来た事があるところだよ」とか、そんな所もありました。
地球の歩き方見たって、ここの事なんか3つくらいしか書いて無くて、今日見せて貰ったものはそんなものと比べ物にならない深~いモノ。
最後は彼女の住んでる集落まで送って行きました。(農村・・わかります?と言っていたので、ホントは見られたくなかったか・・・でも、本当に嫌なら送らせてくれないだろうし。。方向が違うので途中のバス停で降りると言ったので「いいよ、行くよ」ってこっちから言ったんですけどね・・)
そういえばのそういえば、この辺りは日本人に限らず外国人自体が少ない街らしく、駅でパスポートを見せても、顔写真のあるページを探すのにエラい時間が掛かったり。
で、そんな所に登場した日本人。
昼飯食べた食道で、店員のおばちゃんが「え?何?これ(が)日本人なの?え?そうなの??」という反応。
テレビドラマなどで、ワタシんタラァは基本、良い印象は刷り込まれていない国の人な筈なので、聞いた瞬間に彼らは態度が変わっても不思議ではないし、これまで2年間住んで来てそんな瞬間も無くは無かったですが、そんな暇も無い、まさに虚を突かれたような「へ?」という反応。
「なんでこんなところに」とか「おもってたのと違う」とか「見た目かわんないじゃん」とか、まぁ、実際にはどう思われてるかは知る由も無いですが、普通に「ほーっ」「へーっ」という感じ・・・に私には見えました。
基本、それ以降同じような反応だったように思います。チケット売り場のおっちゃんおばちゃん、白タクの運ちゃん、土産物屋のお母さん。
まぁ、そんなこんなで
彼女を送り届けた後、そのタクシーを走らせ、何か聞かれて「ワカンネ」「わかんねぇ、って・・・」って会話を楽しみつつw、一路駅へ向かいました。
最近新しく作り替えたらしく、デカいわ立派だわ・・・
そういえば、外人はいないと思うと書きましたが、中には英字の看板を掲げたマクドナルドが有りました。
帰りは特等ではなく一等にしたんですが、
窓側の席があたり喜んでいたんですが、
窓がありませんでした・・・。
帰りは、タクシーで家まで行こうかとも思いましたが、どうせ混んでて並んでるので、地下鉄に乗り、
バスに乗り換え、
広場を通り過ぎた後、
タクシーに乗り換えて帰ってきました。
お土産は、
こういうもの。
非常に細かいです。
似顔絵もやってくれるって事だったんですが、時間かかるので止めました。
おまけ。(分かる人だけ)
高速鉄道社内の雑誌にこんなものが。
BJ40って。。。って思いましたが、
読むと、北京のBJ、クロスカントリー四駆の第4世代(4.0)って事で40らしいです。
(1.0はウィリスジープの時代、その後代替わりして、今の4.0には新型のRAV4とかCX-5なんかが含まれるんだとか。)