天津の翌日は学習漢語の日だったので、
買ったばかりのiPadに宿題ブログをsaveして、
自分の書いた文章をお題に授業。
で、そんな中で、前日一人で天津まで行ってきたことを言うと、
一人旅って、日本ではそれなりに確立された旅のジャンルの一つだと思うんですけど、
「あり得ない」みたいです。
で、次は天津と同じく河北省のしかも省都、石家庄に行くつもりだと言ったら
「あんな何もなくて空気悪くて何にもなくて何にもない所にこんなただ寒いだけの時に」
と小一時間な感じで言われ。
センセの出身地らしいんですね。市内からは外れるみたいなんですが。
で、自分で中文のガイドブックと、部屋の中で探し当てた地球の歩き方(日文)を参考に
「こことここ行きたいと思うけどどう思う?」と聞いたら、
「学生の時の知り合いが居るから案内頼んであげてもいいよ」と。。
いやそんな合ったことも無いガイコク人と全く土地勘も無い所で電話だけ頼りに待ち合わせてしかもそんな言葉もどんだけ通じるか分からんようなそんな状態でしかも日本人ほとんどいない所だってそんなのちょっとオッカナイし、それにこんなへったクソな中国語で「なんだ2年も教えててこんな程度にしか仕上げられんのか」とか思われるぞその知り合いに、とか、
なんて事を言ったら「確かにそうかもねぇ」と普段日本人相手しているだけの事は有る反応を返してくれたものの
何か、本当に感覚的には至極フツーの事みたいです。知り合いの知り合いに頼んで連れまわしてもらう事って。日常的に行われている事のようです。
薄々、そうなんだろうなぁきっと、と今まで住んで得た感覚でそう思いはしていたんですが。
「面白い所なら一人で行くのも分かるけど面白くもなんともないあんな所に一人で行くのは」と
ほとんど憐みの感情まで持たれている様子。平たく言うと「友達が居なくて可哀そう」的な。
(自分の出身地を「面白くない所」と言い切っちゃうのもなぁ、なんですが、突っ込むヒマもなく)
まぁ、ちょいと急ぎで色んな所を回ってみたくなっているので、誰かを誘う暇も考えもない、とにかく「色々行ってみたい」の感覚だけなので、行ったらそれである程度満足だったりするんですが、
じゃ、一応先方の予定だけ聞いてみてくれる?と連絡取って貰い、
どうも大丈夫だと、だけでなく、「日本人ってどんなだか見てみたい」と興味津々な様子らしい。
・・・・という訳で、こんなヤシが日本人を代表して、アポのみ・ノープランで行ってこようと思ってます。
まぁ、そうでしょう。地方に行けば外人は珍しいだろうなぁとは思います。感覚的にも。
でも、老师と同じ学校と言う事は、一応日本語を学んでいた人らしい・・・
(あなたの中国語の方がうまいかもしれない・・・もう大分時間経ってるから・・・って、おい。)
何か、本当にこちらの方って、だんだん距離を縮めて関係を作っていく感覚って、無いんだなぁ、と実感しています。
いきなり胸元に飛び込んでダーっと漁って、自分にとって有用かそうでないかバババッと見極める。
得難い経験ですよねぇ。ホントに。面白いですわ全く。