こちらのお酒でメジャーなものとして、「白酒」というものがあります。
桃の節句とかで呑むものではありません。
発音は「bái jiǔ」(バイ ジュウ)
モノにもよりますが、低くて38度、強いものでは50度以上もある、
無色透明、独特な強い匂いのあるお酒です。(コウリャンの蒸留酒)
日本でこちらのお酒というと、紹興酒とか老酒なんていう、茶色系のお酒を思い浮かべますが、どうもこちら(白酒)の方がメジャーらしく(少なくとも私の住んでいる所では)、まぁ何ていうか、なかなかの心地よい緊張感を味わえたりします。
日本だと、食事の間に席を移動しながらビールついで回ったりするじゃないですか。
で、注ぎに行くと「おい、お前グラスは?」なんてなりますよね。
こちらだと、円卓囲みながら、相手に注ぐとかそういうんではなく、今手元にある杯を手に、二人一緒に「乾杯」ってなります。
乾杯→「干杯」だったりします。
飲み干しちゃう、って事ですね。
お互い呑む量を確かめ合いつつ、同じ量を飲む。
まぁ、多少のハンデはつけて貰えますが。
普通は、せいぜい手の親指位の大きさのちっちゃなグラスでやることが多いのですが、
今日の宴会はそれが無く「ビールグラス」が置いて有り
ちなみに、お酒の度数も53度と申し分なく、
何だか知りませんが、ものすごい勢いで消費されていき
30人位の宴会だったんですが、その中に居た
同じ建屋に住む二人を手分けしてお部屋までお届け。
(ホントは一人で二人面倒見るなんて大見得切ってたんですが、あまりにもあまりだったので応援頼みました)
まぁ、そこに至るまでには、数々のバケツやおしぼり、ティッシュなどが活躍する場面が有ったりするのですが、
普通、酸っぱいにおいがするじゃないですか。変な話。
ところが、元々匂いが強いお酒なもんですから、散々っぱらまき散らされた物の匂いも、結局「白酒」の匂いしかしないんですね。
ある意味、「もらい××」の可能性が低いとも。
私は普段ビールをコップ一杯でもマッカッカになってしまう体質なので、大して飲んでいなくても周りが「やばい」と思ってくれるため結構助かっているんですが、
普通に飲めて、顔に出にくい方はこう言う事になってしまいがちなんですね。
50度ったらビールの10倍強いですからね。
飲むときは一瞬でも、後からものすごい勢いで回ってくるわけですよ。
まぁ、その、飲んだ直後は、「胃とか食道ってからだのこんな所を通ってるんだ」って、痺れ等ではっきり分かるんですが。
担当したお一人をお送りした後、心配だったので1時間半ほどそちらの部屋に留まり。。。と書くとかっこいいですが、
私もソファーの上でほぼ寝ていたってのは内緒です。
赤くなるのが早い=実は呑んだ量は少ない だったりするので、回復も早かったりしますが。
一度こうやって飲んでおくと、その後繋がりが強まって色々と事が進めやすい、というものらしいので、行っといてよかったなと。
こんな飲み方しているので、こちらの方は「2軒目!」って事があまり無いようで。
完全に出来上がってしまいますからね。
うう~
寝ます。