揚げと鱧は早々に食っちまいましたので写真もありませんが、
残りの3品、味わいながら頂きました。
棒鱈
冷蔵庫から出したままの冷えた一片をあったかいご飯の上に乗っけておくと、
溶けだした照りの飴と一緒にタレの味が茶碗米粒全体に染みて回り、
どんだけでもイケてしまう、危険極まりないおいしさ。
別途調達した宗田鰹の削り節の澄まし汁で頂きましたが、
肉厚で大きくて満足感の大きい事。
肉厚だとか大きいだとかという言葉が、湯葉に対して誉め言葉になっているのかどうかわかりませんが、食べた実感は特大。
さて、問題の、
鮒寿司。
パックから出した瞬間に漂う
酸っぱめの、プラスチックのような、発酵臭のような、仕舞いにゃなんだか分かんなくなって、樹脂が腐るとこんな匂いなのか(?)というような、予想通りっちゃ予想通りの匂いと、ほんの少しまとわりつく感じの水分。
よく見ると、子持ちなんですね。
タマゴのある所を箸で摘んで口ン中放り込むと、
意外や、そこまでの臭みは感じず
代わりに何を感じるかというと
しょっぱさ。
やたらと塩辛い。
腐らせないようにこんなに塩大量投入しててそれでもこれだけ粘って臭うのかと思うと、なかなか飲み込む勇気も出ませんが飲み込みましたが、
二切れ目は........。
ひょっとしたら、そのまま箸で摘んで食べるようなものじゃなかったのかも。
例えば、茶漬けにするとか、何か食べ方があったんじゃないだろうか。
いや...
...ごちそうさまでした。
棒鱈は見つけ次第リピ買い決定です。